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外出先でうっかりこぼしてしまった時のシミ抜きの方法

外出先でのランチや、居酒屋での飲みの時、思わず「大事なお洋服に食べ物や飲み物をこぼしてしまった!」という経験のある方は多いと思います。

そんな時にどのような対処をすれば良いのか、外出先でのシミ抜きの方法についてご紹介したいと思います。

シミのタイプを知ろう

汚れやシミは、その種類によって落とし方が変わりますが、そのタイプは大きく4つに分類することが出来ます。

<水溶性>
コーヒー、紅茶、ワイン、ビール、うどんやそばなどのお汁、果汁、血液など

<油性>
口紅、ファンデーション、バター、油性ペンやクレヨン、食用油など

<水溶性+油性>
カレー、ミートソース、牛乳などの乳製品、卵、焼き肉のたれなど

<その他>
カビ、サビ、泥など

基本的に水溶性のシミは水で落とせますが、油性や水溶性+油性のシミは洗剤を使わないと落とすことが出来ません。

そして、その他に分類されるカビやシミなどは漂白剤などの特別な処置が必要となります。

水溶性のシミの落とし方

醤油・コーヒー・紅茶など水溶性の汚れについては、シミ部分を口で直接吸い取るとよく落ちるという方法もありますが、
外出先では人目も気になりますしお行儀が悪いですので、ハンカチやティッシュを使った方法をご紹介していきます。

まず、シミの部分に固形物も一緒に落ちている場合は、それを取り除きます。

その際には強くこするとシミが広がってしまいますので、ティッシュなどで摘み取るようにしてください。

そして、生地の裏側にハンカチかティッシュをあてて、シミの表側から水を含ませた布でトントンと叩くようにしてシミを取り除きます。

シミが広がってしまわないように、シミの外側から内側に向かって進めていくのがコツです。

もし外出先のトイレに手洗い用の石鹸があれば、それを含ませてから取り除くのも、より綺麗にシミが取れるのでおすすめです。

石鹸や洗剤を使用した場合は、そのまま洗剤成分を洋服に残しておくのは生地に良くないため、その部分を水で上から薄めておくことも大事です。

油性のシミの落とし方

次は、ケチャップ・カレー・口紅・ファンデーションなどの油性のシミの落とし方について、種類別に落とし方をご紹介します。

カレーやラーメンなど油料理で出来たシミは、固形の汚れをつまむように取り除き、石鹸やハンドソープを塗りこむようにつけ、水で流し、それを何度か繰り返します。

もし洗うことが難しい場合には、水で濡らしたティッシュで叩いて押さえるようにしてください。

肉料理など脂溶性の油シミには、アルコールや除光液などが有効ですが、外出先で手持ちがない場合には、ティッシュに油を吸収させましょう。

油がはねた直後であるほど取り除きやすいので、なるべくすぐに乾いた布等で強くつまみましょう。

口紅やファンデーションなどは、シミの裏側にティッシュかハンカチをあて、濡らした布に石鹸やハンドソープをつけ、シミ部分に含ませます。
その上から更に水を含ませた布で押さえ、乾いた布で水分を取る、という作業を繰り返します。

血液のシミは、タンパク質が主成分なので、お湯で落とそうとすると固まってしまいます。

弱アルカリ性の洗剤か固形石鹸などで処理するのが一番で、洗剤等で揉み洗いをした後に水で洗い流して汚れを取り除いてください。

いずれの方法もあくまで外出先での「応急処置」ですので、家に帰ったらすぐにきちんと洗ってケアするか、しつこい汚れならクリーニングに出すのがベターです。

市販の「シミ取り剤」が便利

今は、携帯できる市販のシミ取り剤も販売されていますので、もしもの時のためにバッグに忍ばせておくと、すぐに応急処置ができて便利です。

使い方もシミの上から直接塗るだけなので簡単ですし、水溶性・油性のどちらのシミにも効果があるものを選んでおけば、どんなシミにもすぐに使えますのでおすすめですよ。

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