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部屋干しするなら除湿機とエアコン、どっちが効果的?

洗濯物を部屋干しするとき、「除湿機」か「エアコン」をつける方は多いですよね。どちらも「除湿」の機能がある電化製品ということで、大きな違いはないように思われますが……これが意外にも、違いがあるんです。

部屋干しの湿気対策は、除湿器やエアコンをつけていれば90点。さらにその違いを利用して、上手く使い分けができて100点満点だと思います。

一緒に100点を目指してみませんか?

部屋干しは除湿が大切

「部屋干しには除湿が大切」という大前提からおさらいしましょう。洗濯物を室内で干す際は、一般的に、エアコンや除湿機で除湿しながら干すとよく乾く、とされています。

外干しと違い、空中に飛んだ水分がそのまま留まってしまう部屋干しにおいては、"湿気"が大きな問題となりますよね。室内の湿気を吸い取り、部屋の湿度を適切に保ってくれる「除湿」が重要になるわけです。

除湿をしながら洗濯物を乾かすことで、行き場のない湿気がきちんと回収されるので、洗濯物がよく乾きます。とくに湿度の高い夏場は、ただでさえ湿気だらけの部屋に水分が留まってしまうので、積極的に除湿をする必要があります。

エアコンと除湿器、どっちが効果的?

除湿できる電化製品は、エアコンと除湿機の2種類が王道です。もちろんそれぞれ細かい種類があり、除湿力やかかる電気代は違うのですが、東京電力が行なった調査によると、電気代に関しては、除湿器の方がエアコンよりも安く済み、乾燥時間はエアコンの方が除湿器よりも短くなるという結果が出ました。

つまり、"エアコンを使えば除湿機よりも早く乾くけど、電気代はちょっと高くつくよ" という感じですね。この結果を受け、「エアコンと除湿器、どっちが効果的なの?」に答えを出すならば、「効果的なのは、エアコン。なぜなら、早く乾くから」となるかと思います。

扇風機の併用がおすすめ

部屋干しにおいては、除湿とともに「風」も重要なポイントです。外干しがよく乾くのは、風が吹いているから。風が水分を飛ばすことで、洗濯物がよく乾くようになるのです。

そのため、エアコンや除湿機に「扇風機」を併用すると、乾燥時間がより短くなるとされています。先ほどの東京電力の調査でも、最終的にはエアコン単体の使用よりも『エアコン』と『扇風機』を併用するのが最もバランスの良い部屋干し環境であるという結論になっていますよ。

除湿はエアコンを使えばいいの?

「部屋干しの除湿に効果的なのは、エアコン」という答えが出ました。その理由は、乾燥時間が短くなるから、でしたね。とくに梅雨時は、乾燥に時間がかかるほどカビ発生の危険性も高まるので、乾燥時間の短さは重視した方がいいでしょう。

ただし、洗濯物を干す部屋に、エアコンがあるとは限らないのもまた現実です。むしろエアコンはリビングだけについていて、部屋干し用の小部屋にはエアコンが無いことも多いのではないでしょうか。

そんなときこそ、除湿機を利用しましょう。このように置く場所を自由に選べるのが、除湿器の良いところですよね。東京電力の調査でも、"あえて優劣をつければエアコンの勝ち"というだけで、実際はそこまで差があるわけではありません。

部屋の大きさ、形、エアコンの向き、洗濯物を干す場所などなど……、環境から受けるあらゆる影響によって、乾き方は変わります。大切なのは、自分でいろいろと試してみることではないでしょうか。その上で、エアコンと除湿器を適材適所で使い分けるといいかもしれませんね。

まとめ 

いかがでしたか? エアコンと除湿機、どちらも安い買い物ではないので、「一体どちらが効果的なのだろう」と迷いがちですよね。部屋干しにおいては「コスト」で選ぶなら除湿機、「乾燥時間」ならエアコンでした。

ただし、コストや乾燥時間以外にも、本体の価格や持ち運びできるかなど、その他の判断材料はたくさんありますので、ぜひ自分なりの総合力で選んでほしいなと思います。

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